雪
は月光に咲き、小さく震えていた。やわらかな君の手を、そっと包み込むようにして、可憐な花にキスをした。春気にとける残雪が、風に淡く香った。愛しき人よ、その涙の意味を、僕に教えてくれないか。甘い沈黙の果てに、長き冬の終りに、2人の夢の、はじまりに。
Yuki(ゆき)
serenity of mind becoming a person who is identified with the clouds in the sky and the stream below.
雪
は月光に咲き、小さく震えていた。やわらかな君の手を、そっと包み込むようにして、可憐な花にキスをした。春気にとける残雪が、風に淡く香った。C
hocolats et Sweets秋
風に誘われて、黄金色の野辺を彷徨う。濡れた大地が薫るのは、花咲く季節があったから。淡
い想いと幻の中で夢見た風景は、やわらかな空気で満ちていた。吸い込めば花の香る風が頬を優しく撫で、吐息の上でクスクスと、妖精たちが笑っていた。夢
と夢の間にある落とし穴。時間には必ず(少しだけ)遅れ、目的地には最も遠い回り道を(楽しんで)選び、謎は謎のまま(でも全てが真実)で、最後は夢から覚める(その先も夢かもしれないけれど)物語。詩
はなかなか難しく、つらつらと浮かぶこともあれば、何も文章化出来ぬままに、ぼうっと時が流れてしまうこともあります。静
謐なる暗闇に翼を広げ、夢に飛立つ極楽鳥のように。花
思
い出したのは、古い映画で観たワンシーン。電話のコードに絡める指が、やけに妖しかった。楽
しい歓談の輪の中に居るような、とても愉快な組合わせ。見
V
alentine's Day好
きです。あなたが、あなたの心が、あなたの瞳が、あなたの声が、ただ好きなのです。時
を止めて、甘い旅を想う。朝
の眠気を覚ましてくれる、熱いチョコラーテとチュロス。昨夜の願いは何だったのかしらと、悩んだことすら朧げに、ベッドで甘いひとときをすごす。記
瞳
を閉じて、口元に微笑をたたえ、君は微睡む。沈
黙の大地は厳かに、眠りゆく昨日へと祈りを捧げた。東雲にたなびく雲間から、夜に別れを告げる鐘の音が降り注ぎ、闇に沈む稜線を、黄金の夜明けが染めていく。夢
に出会うために、羊を数える。1匹2匹3匹4匹。