20100228

あさきゆめみし


は月光に咲き、小さく震えていた。やわらかな君の手を、そっと包み込むようにして、可憐な花にキスをした。春気にとける残雪が、風に淡く香った。
愛しき人よ、その涙の意味を、僕に教えてくれないか。甘い沈黙の果てに、長き冬の終りに、2人の夢の、はじまりに。

Yuki(ゆき)


京都
atelier du chocolat 牟尼庵 アトリエ・デュ・ショコラ むにあん
http://www.munian.net/

ゆめのまにまに


C

hocolats et Sweets
クレモンティーヌの歌声や、あの可憐さをイメージしてください。そんなショコラなのです。
1つ1つ手作りされた、口どけの良いトリュフ。カカオの香りを可愛いと思えるのは、優しく含まれた空気のせいでしょうか。あぁ、それをきっと、私達は愛情と呼ぶのでしょう。
お酒を使ったものは、上手くその香りと雰囲気を取り込んでおり、ふわりと鼻をくすぐります。空気を多く含むため、淡く儚い口どけですが、それもまた可憐。青空に舞う桜や、そよ風に揺れる鈴蘭のようでした。

淡い恋心や、密やかな愛を、忘れていない人々のために。


京都
atelier du chocolat 牟尼庵 アトリエ・デュ・ショコラ むにあん
http://www.munian.net/

20100227

絶景かな


知れず咲く幻の、遠き彼方に永遠を祈り、仙境に羽ばたく翼を得る。
霞に揺れる月影に、春の景色のめでたさに、我は常世の国の宴を見た。
酔うほどに月は、美しく輝きて。

大ぼた


京都
仙太郎 せんたろう
http://www.sentaro.co.jp/

心に降る花の


風に誘われて、黄金色の野辺を彷徨う。濡れた大地が薫るのは、花咲く季節があったから。
茜さす夢に立ち返り、移ろう季節に時は暮れ。

ふと思い出す光景があるように、ふいに思い出す記憶がある。甘い記憶と、窓辺に見た幻を。
雨音に蘇る花の香に、今はもう居ない君を探していた。

オートンヌ


京都
SALON DE THE AU GRENIER D'OR オ・グルニエ・ドール

20100226

春の女神


い想いと幻の中で夢見た風景は、やわらかな空気で満ちていた。吸い込めば花の香る風が頬を優しく撫で、吐息の上でクスクスと、妖精たちが笑っていた。
耳元から心に滑り込んだ天使が、君に花の王冠を授けてくれた。
祝福を。春の女神に祝福を。
麗しい君の唇に、花が咲いたよ。

キャレ・フレーズ


京都
PÂTISSERIE . S パティスリー・エス
http://patisserie-s.com/

20100225

Waiting for Alice


と夢の間にある落とし穴。時間には必ず(少しだけ)遅れ、目的地には最も遠い回り道を(楽しんで)選び、謎は謎のまま(でも全てが真実)で、最後は夢から覚める(その先も夢かもしれないけれど)物語。
それは何かに似ていると思わないかい? …そう、恋だよ。しかも初恋。とても良く似ている。実っても、実らなかったとしても、素晴らしいことに変わりが無いのは、リンゴの樹に似ているけれど。

さて、そろそろお茶会を始めようか。

紅茶風味のプリン


京都
AU TEMPS PERDU オ・タン・ペルデュ
http://www.bellecour.co.jp/

20100224

千鳥


ょこっとヒトクチ。
上から見ると、千鳥にも見える器に乗った、この可愛いフィナンシェ。飲みものに添えられて、ちょこんと出されるのだけれど、実は油断ならない人気者。
抹茶と胡麻と、ほんのり塩味が利いた、香り豊かなフィナンシェは、会話もはずむ美味しさです。梅の簪のような楊枝で、ぱくりとお召し上がりくださいな♪

抹茶のフィナンシェ


京都
むしやしない
http://648471.com/

しあわせうさぎ


の中へとかけだして、今日もキラリをさがすの。ふんわりとした雪の下には、お花がねむっているんだって。春にとけだす夢のつづきを、歌いながらまってるよ。

ぽかぽかの青空には、もこもこうさぎが笑っていた。
ふわふわうさぎは手をふって、大好きなくまさんの家へと走っていった。

フロマージュソイ&ふわふわうさぎちゃん


京都
むしやしない
http://648471.com/

20100223

Calling you


しき花は風に揺れ、僕を深い森へと誘う。笑顔に導かれ、金色の囁きの先に出会うのは、妖精か魔女か姫君か。
童話の1ページを繰るように、静かに歩き出す。佇む花に別れを告げて、未だ見ぬ世界の、物語の中へと。

始まりはいつも、ささやかに。

フォレノワール


京都
PÂTISSERIE . S パティスリー・エス
http://patisserie-s.com/

20100222

サヨナラノアト


暮れに想う。柔らかで、緩やかに流れる光の中で。
黄昏の波紋、思い出の木霊。茜色の空に静かに広がっていくメロディーが、心に染みていく。甘く、少しだけほろ苦く、スパイシーな記憶。浮かぶ過去の日々はいつも、楽しさだけが蘇る。
しっとりと香るのは、恋した日々と、あなたへの想い。あの時よりも甘く感じるのはきっと、私がもう、大人になってしまったから。

Now You're Not Hereを聞きながら。

スパイス・カラメル


京都
Le Sucrier ル・シュクリエ
http://lesucrier.web.fc2.com/

Swing Out Sister スウィング・アウト・シスター
http://www.swingoutsister.net/

20100221

いろはにほへと


はなかなか難しく、つらつらと浮かぶこともあれば、何も文章化出来ぬままに、ぼうっと時が流れてしまうこともあります。
目の前のお菓子は入口に過ぎぬため、その時の、その日の、天気であったりとか、店内の雑音であったりとか、同席した友人との会話であったりとかがキッカケになり、淡くとりとめの無いイメージが、心に滲んで来るのです。
たとえば、先の花椿ですが、ノートに書き残している言葉は、このようなものでした。

色なき椿も恋すれば
白き花弁を春色に染めて


そこから更に、もっと風情を込めたいと思い、書いてみたのがコチラです。

降る花の音の 優しさに
寄り添う春の 愛しさに
地に咲く椿の 可愛さに
時を忘れて我思う
穏やかなる日の飛仙の夢を
月天より舞い降りた
愛しき君に 出会えた日の歓びを


最終的には、椿が地面に落ちるオノマトペ(はたり or ほたほた)を考えてみたかったのと、誰でも無い何かを書きたかったので、あのような文章になりました。どれが良かったのか、どれがお菓子に相応しかったのかは、分かりませんけれども。


2月は日数が少なく、一日一菓では投稿数も少なくなるため、暇つぶしに余計な話しを書き残してみましたが、短く鋭く文章を書くことが不得手なため、長々と書き連ねてしまい、申し訳ありませんでした。5行程度で簡潔に書けるようになれば、もっと見栄えが良くなる筈なのですが、なかなか難しいです。
なお、当blogには、コメント欄もありませんし、私のメールアドレスも表示しておりませんが、どこかでお見かけになられましたら、気軽に話しかけてください。その時の会話や空気が、詩に反映されるでしょうし、何よりも、独りでいただくよりは、美味しく感じられますから。

もっとも、あなたの瞳に、私が映るかどうかはわかりませんが。


PS.
店内では、このようなスケッチをしております。描き始めて1年が過ぎ、1冊のノートがいっぱいになりました。

●関谷江里の京都暮らし(2010年1月18日)

新しいノートを買って、新たな気持ちで、甘い日々を送りたいと思います。

La Dame aux camelias


は春に先駆けて、愛は春風と供に。
乙女心に咲く椿。ときめきの予感は、誰よりも早く。
散ることの無いその花は、一途な潔さが美しい。

 はたりはたりと 
  春降る音に振り返れば 
   地に咲けるや白椿 
  艶やかなる葉と香に誘われて 
       清らかなる春が訪れた 

如月 “花椿(はなつばき)”


京都
SOU・SOU そうそう
http://www.sousou.co.jp/

20100220

極楽鳥花


謐なる暗闇に翼を広げ、夢に飛立つ極楽鳥のように。
命尽きるまで、夢果てるまで、空が終わるその日までずっと、僕は風に舞い、愛を歌い続けよう。声が枯れるその日まで、大空へと歌い続けよう。それが僕の、生まれた理由だから。
夢の終りが死であるならば、死の先にもまた、夢を見られそうな気がするよ。

夢が生まれる瞬間を、ここに見たような気がした。

ムラング・シャンティ


大阪
Pâtisserie quai montebello ケ・モンテベロ
http://www.quaimontebello.com/

20100219

空の向こう側


のなだらかな丘を、羊たちが駆けて行く。淡くゆれる水色の空を、羊の群れが駆けて行く。
花咲く風の中には、華やかな想いが舞っていた。
黒い羊と白い羊が出会う丘の先には、夢の国があるのかな?

ピエモン


神戸
montplus モンプリュ
http://www.montplus.com/

20100218

君に贈るよ


束を君に。本当は、言葉なんて不粋だと思うけれど、一言だけ添えさせて欲しい。

君を愛してる。

この気持ちは、君への愛は、永遠という幻想すらも、越えて行けるよきっと。
だからこの、溢れんばかりの想いにも似た、甘い花束を君へ。

ビスキールーレー


京都
Point Pour Point ポワン・プール・ポワン
http://www.ppp-kyoto.com/

20100217

真実よりも甘く、約束よりも大切なもの。


い出したのは、古い映画で観たワンシーン。電話のコードに絡める指が、やけに妖しかった。
その時の台詞なんて忘れたけれど、回るダイヤルは甘く、最初の一言は、とても素敵だったと憶えている。
言葉の意味よりも、もっと香る話しをしようよ。最後の一言はもう、決めているのだから。

ボールジロー25年


京都
ghost ゴースト

20100216

親友


しい歓談の輪の中に居るような、とても愉快な組合わせ。
緑色の妖精たちは、魅惑的にひそひそと。黄色の乙女たちは踊りながら、天真爛漫に笑っていた。
ぼく達は、いつまでも喋り続けた。月と太陽の隠れ家のような、この小さな部屋で。

変わらぬ友情と、終わらないパーティに。

シャルトリューズヴェルト&フランジェリコ


京都
ghost ゴースト

20100215

時を楽しむマリアージュ


り咲く笑顔は朗らかに。西の果て、豊かな微笑みに暮れていく黄昏へ、甘い太陽が溶けていく。
秋に例えられるような、深まりゆく知識や、森の落葉の如く降り積もる叡智の上を、ゆらめく琥珀が撫でていく。
優しく誇り高いミルクティーよりももっと、今を楽しめるものがある。

竹鶴12年&グランマニエ


京都
ghost ゴースト

20100214

夜の女王


上げた夜空の美しさに、心を奪われた。それはまるで、君の瞳に吸い込まれるように。
光速の魂は、銀河を旅する。幾重にも重なる暗黒とシンフォニーを、虹の彼方に置き去りにして、歌劇の残響をワイングラスに注いだ。
余韻に夢見た風景こそが真実の王国なのだと、煌めく星々が呟いた。

ル・ギャラクシー


奈良
GATEAU DES BOIS A LA MAISON ガトー・ド・ボワ
http://www.gateau-des-bois.com/

Le Sang d'un poète


V

alentine's Day
あなたは、今日をどのように過ごされるのでしょうか?
私は、特に季節やイベントに関係無く、ショコラに夢見たり、時には深く溺れてみたりしております。もちろん、今日も。
今月は、ずらりとショコラを並べてみましたが、いかがでしたか?
もし、気になるものが御座いましたら、眺めていないで、ヒトクチお試しください。
ショコラが溶けて、心に染み込んだ時、あなたは素敵な詩人になるのです。
沈黙すらも饒舌に、言葉よりも確かなものを。
人々がショコラを愛するのは、そのような理由からでしょう。
ワインよりも、コーヒーよりも、もちろん紅茶よりも。ショコラが流れる血は、甘く華やかに香るのです。

楽しい1日をお過ごしください。

ショコラタルト


京都
Comme Toujours コムトゥジュール

20100213

甘い男


法を教えてあげようと、男は言った。君の知らない神秘を教えてあげると、女の耳元で囁いた。
微笑みの端に、黄金色の花が咲いた。
『世界の真実を、見せてくれないか?』
そう言って差し出されたヒトクチに、女はそっとキスをした。
糸月のように2人は瞳を閉じて、甘い夜は満ちていった。
溶けていく闇に、深い夢があふれた。

ババ・オ・ショコラ


京都
SALON DE THE AU GRENIER D'OR オ・グルニエ・ドール

20100212

恋の天使


きです。あなたが、あなたの心が、あなたの瞳が、あなたの声が、ただ好きなのです。
乙女は息をのみ、飛び出しそうな心臓を抑えて、心の中で告白した。
その気持ちを声に出しなさいよと、天使が囁く。
ときめきが香り、乙女の瞳には煌めく星が満ちていく。花の言葉を秘めたくちびるは、美しく輝きはじめた。
ヴァレンタインの名前を借りて、溢れる気持ちを伝えてください。

あなたの想いが、届きますように。

「ひのしずく」恋するマカロン


京都
MALEBRANCHE マールブランシュ
http://www.malebranche.co.jp/

20100211

Ave Maria


は優しく、世界に微笑む。
美しい睫毛の先からキラキラと、瞳の輝きが零れた。
薄明かりに浮かび上がる風景を眺めて想う。かつて歌人たちが憧れた、夜と幻想を。
…細く輝く今宵の月は、弥勒菩薩の眼差しに似て。

フォンダン・テ・ヴェール


東京
patisserie de bon coeur ドゥ・ボン・クーフゥ
http://dbc.apartment-key.com/

20100210

そして愛だけが残った

熱に焦がされて、ゆっくり闇へと溶けていく。
深く深く、誰よりも君に近付きたいのに、君は永遠に神秘的なままで、ただ愛情だけが、深まっていく。
高鳴る胸に、しっとりと染みていくショコラ。
絡まる指先と、熱い唇に、真紅の薔薇が咲いた。

ショコラのテリーヌ


京都
Patisserie petitjaponais プチジャポネ
http://plus5.jp/pj/

20100209

5分間の永遠


を止めて、甘い旅を想う。
君の眼差しに、君の歌声に、君の笑顔に旅をする。
懐かしむような未来と、何処にも無い明日を夢見て、僕は君の名前を囁く。

 Et par le pouvoir d'un mot
 Je recommence ma vie
 Je suis né pour te connaître
 Pour te nommer

 Liberté.

        Paul Éluard

愛よりも前に、白百合とともに、君は青空のように微笑んでいた。

ガトーショコラ


名古屋
salon de the ALOUETTE アルエットゥ
http://salon-alouette.net/

20100208

星の街


の眠気を覚ましてくれる、熱いチョコラーテとチュロス。昨夜の願いは何だったのかしらと、悩んだことすら朧げに、ベッドで甘いひとときをすごす。
シナモンシュガーやハチミツをかけて、サクリと弾ける星の歌。温かい陽光のような美味しさが、冬の寒空を吹き飛ばす。濃厚な、ホットチョコレートに浸して食べるのも愛おしい。
CHURROS Y CHOCOLATE
星型なのは、昼でも願いを叶えてもらうため。夜まで待てないから、この星に祈るんだ。
甘いチョコレートのような夢が、まだまだいっぱいあるんだよ。

ショコラとチュロス


京都
OKU おく
http://www.oku-style.com/

20100207

時の旅人


憶を闇に辿る。かつて愛した国の幻を、かつて栄えた王国の物語を、静かな闇夜に夢想する。
浮かび上がるシルエットに花が香るのは、サンジェルマン伯爵とすれ違ったからであろうか?
雲間から差す月光に照らされて、真紅の花が風に揺れ、小さな頬笑みに世界が揺れた。
その波紋のような残響を、煌めきと呼ぶのだろう。

ピラミッド


東京
JEAN-PAUL HEVIN ジャンポール・エヴァン
http://www.jph-japon.co.jp/

20100206

青い花

れよう、この暖かい闇に。溺れてしまおう、この透明な夜の闇に。
語り過ぎることの虚しさを知る者は、雄弁なる沈黙を熟知している。秘すれば花。その花の咲く黒闇を、賢者は住処としている。
音も無く、文字にも変えられること無く紡ぎ出される物語を、彼らは知っている。
…それがただの、幻想だとしても。

フォンダンショコラ


京都
AU TEMPS PERDU オ・タン・ペルデュ
http://www.bellecour.co.jp/

20100205

10万kmの旅路


を閉じて、口元に微笑をたたえ、君は微睡む。
沈黙を守る舌の上で、妖艶に溶けていくショコラ。至福の芳香を放ちながら、君の柔らかな心の奥底へと広がっていく様を、僕は少し羨まし気に眺めていた。
唇が麗しく輝き出して、君の頬が、うっすらと色づいた時、僕もヒトクチ。魔法のショコラを口にした。
羽ばたくときめきが、2人の世界を駆け巡る。

フォンダンショコラ


岐阜
chez Shibata シェ・シバタ
http://www.chez-shibata.com/

20100204


黙の大地は厳かに、眠りゆく昨日へと祈りを捧げた。東雲にたなびく雲間から、夜に別れを告げる鐘の音が降り注ぎ、闇に沈む稜線を、黄金の夜明けが染めていく。
太陽の讃歌。生まれたばかりの今日に祝福を。大空は翼を広げ、微笑む朝を抱きしめた。

銀のフォークのひとくちに、私は誕生の喜びを見た。

オーブ


京都
PÂTISSERIE . S パティスリー・エス
http://patisserie-s.com/

20100203

Boléro


なる音楽が、深淵の古城より溢れ出す。
世界の果てを見下ろして、夜の女王が紫煙を燻らせた。その妖艶な指先が、透明な闇をゆっくりとなぞっていく。
真実の彼方に棚引く銀河は、幻想よりも鮮やかな情熱の丘に、ゆらめく十字架を打ち立てた。
罪よりも深く、祈りよりも眩しい願いを胸に。

マッカラン・グランレゼルバ12年


京都
ghost ゴースト

20100202

窓辺に見る夢


に出会うために、羊を数える。1匹2匹3匹4匹。
丘を走り、柵を軽やかに飛び越えて、羊たちが駆けて行く。5匹6匹7匹…。
今日の出来事が、ぼんやりと霞んでいき、まぶたの裏を、暖かな光が満たしていく。8匹9匹……。
とけていくショコラとともに、ぼくも空へと溶けていった。羊のような、雲の背に乗って。

羊のショコラ


京都
Le Sucrier ル・シュクリエ
http://lesucrier.web.fc2.com/

20100201

頬笑みのルージュ

のある黒髪に見とれて立ち止まり、すれ違ってもすぐには動けないでいた。
フワリと残された香水の匂い。ゆらめく世界。君が通った道には、可憐な花が咲くようだ。
遠ざかるヒールの音で我に返り、慌てて振り返った。
そこには、いつもの笑顔があった。

エメブロン


京都
Patisserie petitjaponais プチジャポネ
http://plus5.jp/pj/