20101207

SANCTUS


聖

なるかな、聖なるかな、聖なるかな。
三位一体のアリアにしてアンサンブル。合わせた手のひらは一対の翼であり、君はいと高きところの天使。この素晴らしき詩に、賛美と祝福を。あなたの優しさと祈りに、愛の香りと奇跡を。

サンミシェル(Saint Michel)


京都
pâtisserie Tendresse タンドレス
http://kyotocake.com/

20101206

花の葬列


百

花繚乱の海へと溺れるように
深く甘い闇へと花葬された
腐敗することの無い我が軀を
美しき花々が浸食していく
目覚めることの無い夢を
薫り続ける永遠を。

…天国へ行くには死が必要だが、夢を見るのに眠る必要は無い。

トロワリビエール(Trois Rivieres)
 & ロンサカパXO(Ron Zacapa XO)


20101205

山吹の夢路


暮

れゆく茜の静けさに、笹鳴きの声が木霊する。落ちていく太陽は最後の黄金を投げ、山々を照らした。一瞬、光り輝く春の幻を見たような気がしたが、あれは狐の仕業だろうか?
落葉の下で、眠りゆく大地は静かに薫る。鶯の詩が聴こえる日まで。

きなこ


京都
今西軒 いまにしけん

20101204

小春日和


雪

風にも凛とした、庭の南天が美しかった。
束の間の青空。雪に映える赤い実は、まるで兎の眼のようで、ならばこの尖った葉は、兎の耳であろうか。
白い吐息の君の指先を、そっととって手を握ると、君はほのかに頬を染めた。

師走“南天”


20101203

月と狂言師


G

ive me shadow, put on my crown.
夜の夢幻に闇を積重ねて、仄暗い光へと辿り着く。漆黒に光を纏い、月へと昇天する我は、失われた太陽の温もりを知る。
眼差しに光を、吐息に闇を。訪れた永遠に、まだ誰も知らぬ、最後の花を捧げよう。

生チョコレート大福


大阪
菓匠 日月餅 にちげつもち
http://nichigetsumochi.jp/

20101202

銀の朝に


雪

待月の空は澄み渡っており、昨夜の月も、穏やかなる水面に遊ぶように浮いていた。夜であれ闇であれ、晴れておれば心地良いものだ。
戯れの後、眠れぬ夜は明けて、秋の名残に霜降る朝。それでも僕は、まだその美しさに魅かれている。君の優しさと、重ねた季節の温もりに。
見上げれば、西の空の果てへと、金色の月が沈んでいく。君の夢に、僕の半身を残して。

銀杏餅



20101201

月のエトワール


儚

い夜の幻か、朧に目覚めた暁に、月の残り香を発見して、遠く煌めく錦を眺めていた。
薄暗い紫の闇に吐く息は白く、凍てついた星が零れるようだ。
あぁ、そうか。それで月の香りを感じたのだ。あの初霜に、月の吐息に。

落葉の霜


京都
嘯月 しょうげつ

京都
sione シオネ
http://si-o-ne.jp/

京都
Mesda nu kyad メスダヌキヤド
http://www.kyad.jp/