20101204

小春日和


風にも凛とした、庭の南天が美しかった。
束の間の青空。雪に映える赤い実は、まるで兎の眼のようで、ならばこの尖った葉は、兎の耳であろうか。
白い吐息の君の指先を、そっととって手を握ると、君はほのかに頬を染めた。

師走“南天”