20101213

La plume du cygne


空に咲く天華はふわりと芳しく、風にちぎれて舞う花びらは、まるで白鳥の羽根のようだった。
広げた手のひらに舞い降りて、溶けていく淡雪。不思議と冷たさを感じる事は無く、むしろ温かく思えた。夢のような幻に、僕は迷い込んでしまいそうだ。
風に舞う花の中に君を見つけ、僕は優しく抱きしめる。この日、冬は静かに舞い降りた。

ガトー・マロン(Gâteau au Marron)


京都
Citron Salé シトロン・サレ
http://speem.com/citron/