20101231

ゆく年くる年


の瀬の、寄せては返す徒然は、無常の静寂に輝く泡沫(うたかた)。心静かに耳を澄ませば、暗闇に浮かぶ小さき舟が見えるだろう。
流れ着くあても無く、ただ僕たちは流されて、微睡みに明日の夢を咲かせていく。それが未来だと信じて。
見えない時を、刻める心があるならそれで、僕は構わないよと嘯いた。

ゆく年くる年(Tigre et Lapin)





去年までは長久堂さんとのコラボであった、季節の和菓子。今回から、亀屋良長さんとのコラボに変わりました。何が出てくるか、どんな景色を見せてくださるのか、楽しみでなりません。
さて、色々とあった本年も、今日で終り。残念ながらいくつかのお店が無くなり、同じくらいの新しいお店と出会った年でした。不思議な縁でフランスへ渡ることもあり、個人的には楽しい1年であったと思います。
京の徒然 いとお菓子
来年も、よろしくお願いします。良いお年を!