瞼
の裏を、微睡みが満たしていく。瞳を閉じるとそこは、淡い雲の海に浮かぶ王国で、僕たちは門を探していた。真実を開く黄金の鍵も、夢を繫ぐ白銀の鍵も持っているのに、宝石に溢れた王国へと入る為の、天国の門が見つからない。あぁ、でも良いんだ。僕たちも、この王国も、共に甘い夢へと溺れていくのだから。
プリン・ア・ラ・モード(Le Pudding à la mode)
京都
Citron Salé シトロン・サレ
http://speem.com/citron/
serenity of mind becoming a person who is identified with the clouds in the sky and the stream below.
瞼
の裏を、微睡みが満たしていく。瞳を閉じるとそこは、淡い雲の海に浮かぶ王国で、僕たちは門を探していた。真実を開く黄金の鍵も、夢を繫ぐ白銀の鍵も持っているのに、宝石に溢れた王国へと入る為の、天国の門が見つからない。ふ
わり、優しさとともに春をとじこめた。ふりそそぐ光のぬくもりと、まぶしくも見上げた青空に浮かぶ、太陽のやわらかさ。夢に香り、風に匂い、君のとなりで咲く愛しさ。月
の無い夜にさえ、僕らは空を見上げてしまう。太陽では眩しすぎる光も、月の優しい眼差しであれば、僕らも微笑みを返すことが出来る。だからつい、探してしまうのだ。封
を開けると、様々な想いが蘇った。甘く幸福だった日々の思い出と、浪漫と哀愁。そして少なからぬ後悔も。だがしかし、全てが懐かしく、全ては愛しかった。あらゆるものの全てが、ただ愛しかった。冬
毛に変わった白兎が、小春日和に踊っていた。嬉しそうに鼻をひくひくとさせて、太陽の匂いを嗅いでいた。