20100201

頬笑みのルージュ

のある黒髪に見とれて立ち止まり、すれ違ってもすぐには動けないでいた。
フワリと残された香水の匂い。ゆらめく世界。君が通った道には、可憐な花が咲くようだ。
遠ざかるヒールの音で我に返り、慌てて振り返った。
そこには、いつもの笑顔があった。

エメブロン


京都
Patisserie petitjaponais プチジャポネ
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