20100911

花の残照


薫る深山の風景が、グラスに溢れていた。そこに描かれた想いを、スプーンで辿る。色彩は風光であり、香りは花と想い出で、そこに輝く詩片を頼りに、私は見知らぬ小径を歩いて行った。
ひと時のヴォヤージュ。短い夏の旅人。
想像の彼方に広がる雲海と、果て無き青空に、夏の終りが近いことを感じた。

無花果とまくわ瓜とカシスのパフェ


京都
OKU おく
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