20091110

瞼にキスをするように


恍惚の溜息。艶やかなショコラのドレスを纏い、ふわりと柔らかな羽の上に佇む君よ。愛しくてキスをすると、淡く儚く消えてしまいそうで、夢と幻の間を暫し彷徨う。
五感を越えて、側に寄り添うように。忘れられぬ想い出として、永遠に美しく。

ご褒美シリーズは、やわらかく、夢見るように優しいクリームとスポンジのショートケーキ。秋はマロンがころんと乗っていました。この栗も、ロマンスを感じる優しさです。
その姿を愛で、そっとキスをして、溜息を飲み込むように口の中へ入れると、味覚を感じるよりも早く強く、優しさが広がっていくのです。溶けてゆき、姿を失ってなお、強く感じる存在感と多幸感。とても不思議な感覚です。
美味しいお菓子に出会った時の、その不思議な感覚を文章で表そうとblogを始めたのに、言葉が感動に追いつきませんでした。
ただ、ただ愛しさだけが募るのです。


東京
Kaori Hironé カオリヒロネ