20100630

氷の節句


無月は氷室の氷を表したもので、無病息災を祈る夏越祓(なごしのはらえ)にいただく和菓子です。
元々は、暑気払いのために貴族が氷を食べる行事があり、庶民がそれを模したものです。小豆の粒餡と外郎(聚洸さんの水無月は本葛のみでした)はお腹にも優しく、弱った胃腸を整える意味もあったようです。
バリエーションとして、抹茶や山椒を加えた物もあり、食べ比べてみるのも楽しいですね。

蒸し暑い日々が続いておりますが、くれぐれも御自愛ください。

水無月(みなづき)


京都
聚洸 じゅこう