C
haque fois qu'elle vient, elle nous apporte des fleurs.花の記憶は美しく、香りを心に残してくれる。だからこそ花々は、麗しく咲き誇るのだ。
そよ風と青空に、貴女の笑顔を思い出していた。
Je t'embrasse affectueusement
Merci!
Les fleurs de Christine Ferber
(Chocolat au Jasmin, Violette, Lavande, Rose)
クリスティーヌさんが花を届けてくれた。それも、素敵なショコラに包んで。
ショコラには、毎日眺めていた庭に咲く、季節の花々を閉じ込めたそうだ。不思議なことに、コンフィチュールやドライフラワーになって尚、陽光に咲く花のように瑞々しく、可憐な花そのものだった。もう、妖精の魔法と呼ぶしか無いよね。
閉じ込められた花々の記憶は、美しくも素朴な風景画にも似ていたから、壁に飾られた絵の様に撮ってみたよ。
話したいことは多く、時間はいくらあっても足りないけれど、なんだかお互いにいつでも会えるような気がして、多くは語らず、友人達との食事を楽しんだ。僕たちの記憶に、想い出となる花々を咲かせながら。