20110115

花正月


寿

ぎの華やぎに、めでたき紅白の饅頭と、愛らしき花餅を。1年の実りと祈りを、幸多からんと願い姫御子に捧ぐ。
真白な雪を見下ろす青空も、この花のお陰で心なしか香るようだ。店を後にして、昼の静かな祇園を歩いていたら、そよ風に柳の葉が散っていた。手を振るように、旅立つように。

餅花(Meilleurs Vœux!)