20110522

Comme au Cinéma


が囁くラストシーンが、青紅葉を静かに揺らした。ほんのりと紅色を匂わせて、静かに時が散っていく。永遠など無いという真実を、木漏れ日が照らしていた。
僕の口から零れた言の葉は音も無く、静寂の水面に波紋を重ねる。たった一言の花が欲しいのに僕達は、ただ見つめ合うことしか出来なくて。
ねぇ、僕は君を…

ドラマ(Cake aux figue et au vin rouge)


京都
Nowhereman ノーウェアマン
http://www.nowhereman2010.com/

Lagado研究所 ラガードけんきゅうしょ
http://lagado.jp/



Nowheremanのお菓子には、全て詩がつけられている。たとえはこの“ドラマ”には、こんな短い文章が添えられているんだ。
暗転の前のたったひとつのジョークで
物語は悲劇から喜劇になり得る。
バターの香りが溢れるケークの中には、ワインが薫るイチジク。その香りと味は沈黙を誘うのに、ひとくち、もうひとくちと進むうちに、華やかで饒舌な空気に満たされるの。不思議だよね。
今月からラガード研究所(月曜21:00~22:00)での販売も始められたので、ぜひ訪れて欲しいと僕は願うよ。君の物語を綴る為にもさ。