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20100816

星逢いの夜


の船に乗って、星の河を渡るの。翼を広げた白鳥が、約束の場所へと導いてくれたわ。星空の彼方で輝く、あなたの元へ。
ねぇ、私の目を見て。そして優しく抱きしめて。今夜だけは、あなたと同じ夢を見ていたいの。

天の川


京都
甘楽 花子 かんらくはなご

20100405

夢見たものは


風薫る春の遠景。見渡せば、浮世の現も夢と変わらじ。寝ても覚めても蝶の如く、ひらりひらりと、ふわりふわりと、花を求めて彷徨う。
過ぎ去れば、この世は儚い一夜の夢。ならばせめて、美しき夢を見たいものだなぁ…。

春風羹


京都
甘楽 花子 かんらくはなご

夢うつつ


に誘われて、名も知らぬ花に出会ったような、不思議な感覚。声無き歌に魅せられて訪れたのは、儚き逢瀬の絵巻物であったのだろうか?
風に散る梅の香に、ふと見る白昼夢の如く、詩編の世界へ導いてくれる刹那の甘さ。
移ろい続ける無常の中で光る何ものかを、その一口に感じたのは幻か。

花子の和菓子の特徴は、叙事的な夢想と呼べば良いのだろうか。口にすると、緩やかに世界の境界線は淡く溶けてゆき、イメージの連鎖が始まる。
その世界に深く入り込んでも、ただぼんやりと眺めていても、短い夢にすぎない。ならば遊べば良いと、消え行く余韻の中で嘯いた。

初めの1品は、抹茶の香りが鮮やかな餅、宇治山。
穏やかで深い苦味の中に咲く甘味と、やわらかな静寂。そこに聞こえた鳥の鳴き声は、春告鳥だったか不如帰であったのか…。

宇治山と桜湯


京都
甘楽 花子 かんらくはなご