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20110527

Diablotin et Lolita


い微笑みに弄ばされる僕は、2人の間で成す術も無く、ただ溺れるしか無かった。
恋の罪深さにおいて、小悪魔と美少女、その違いなんてあるのだろうか?
淑やかで計算高い小悪魔と、魅惑的で悪戯な美少女に抗うなんて、どんな魔法でも不可能だよねきっと。

Diablotin(Tarte aux Cerise)
Lolita(Mousse au Fromage)


京都
Patisserie petitjaponais プチジャポネ
http://plus5.jp/pj/

福岡
Diablotin ディアブロタン
http://www.diablotin.jp/



今日は僕の誕生日なんだけど、お祝いされるなんてガラでも無いし、だったら誰かを強制的に祝おうと思って、ちょっとワガママを言ってみたの。
『小悪魔と美少女で♪』
去年、懐かしい福岡の上人橋通りを友人と散歩していた時に、偶然見つけたアトリエ兼ショップ。期間限定なので、今年の8月にはクローズする事が決まっているそうだ。だから…まぁ、何と言えば良いか分からない_本当のところは、美味しいケーキを楽しむための、唯の口実なんだけどさ_けれど、諸々のお祝いを込めて、ブランド名をイメージしたケーキを作ってもらった。
『食べるつもりが食べられた、みたいな感じで良いの?』
あぁ、流石は尊敬するパティシエール。良くご存知でいらっしゃる(笑)

20110307

甘いものはお好きですか? #02


から花弁がこぼれた。僕には君が、春の女神に思えた。
生まれた夢は、白い砂漠で見上げた幻想的な昼間の月のように儚げで、異国の都で見つけた、紅く輝く曰く付きの宝石のように魅力的だった。
そして僕はもう一度、君にキスをした。

Ispahan( Gâteau au Framboise et Litchee à la Rose)


東京
PIERRE HERMÉ PARIS ピエール・エルメ
http://www.pierreherme.co.jp/



サダハルアオキにて、ピエールエルメのイスパハンを教えていただいた。幸い、宿泊予定のホテルは赤坂だったので、ニューオータニは歩いても行ける距離だった。友人のライブは夜だったから、銀座から地下鉄に乗って赤坂見附まで行き、SATSUKIを目指した。
なんだか不思議な気分だったけれど、運ばれてきたイスパハンを目にした瞬間、恋に落ちたと思う。そしてヒトクチで、僕はまた別世界に羽ばたいていた。
ライチは食べたことあったけれど、実はフランボワーズは初めてで、何よりも薔薇の花びらを食べられることが驚きだった。僕はマカロンの不思議な食感と、魅惑的な香りと味の陶酔感に暫し放心し、何か夢か幻を見ていたような感覚に包まれた。
後で調べると、イスパハンとは都市の名前で、アダムがエデンの園を追放された後に住んだ都と言う伝説も残っているそうだ。
だからだろうか、甘美なる喜びの陰に、胸を締め付けられるような淡い切なさと儚さと、少しばかりの罪悪感のようなものを感じていた。薔薇の花弁が落とす影には、見えない茨があるのだろう。それが僕の恋心に絡みついてくる。なんとも美しくも罪深い美味しさだった。

20101121

PAPILLONS DE NUIT


光蝶は、夜の帳にはらはらと、黄金の鱗粉で異界の星空を描く。青い魔術師は、暗闇に眠る薔薇にキスをして、長い夜に目覚めさせる。静寂に、淡雪のようなオルゴールの瞬きが、静かに降り始めた。
耽美なる夜。絡まる二人の視線の闇に、儚い幻想が咲いた。

L'Ispahan & Champagne rosè


パリ
LADURÉE Le Bar ラデュレ・バー
http://www.laduree.fr/



賑やかなサロンと、いつ見てもきらびやかなショウケースの前を通り過ぎると、静かな空間が隠れていた。パリ最後の夜だから、よく知っているものをと思い、ロゼとイスパハンをオーダーした。
違う雰囲気の中で眺めてみると、そこには僕の知らなかった可愛さが見えて、また君を好きになっていく。シャンパーニュから生まれた黄金の泡の吐息が、赤い薔薇の花びらの上で煌めいた。
例えば君が、もっと若くて、ちょっと背伸びをしたい少女であったなら、Juliette Has a Gunの香水を思い出したかも知れない。でも君にはもう、薔薇の気高さと蝶の羽根があるのだから、夜でも闇でも星空でも、何処へだって飛んで行けるさ。

君の瞳の泉を眺める僕の、深い霧に包まれた街角の劇場で、Paul Delvauxの絵画をモチーフにした、Raoul Servaisの幻想的なショートムービーが流れていた。

20101031

夏の想い出


p

arfum de la rose.
想い出が香る。例えばそれは、会えない君が残していった香りであったり、白日夢に咲く白い薔薇であったりと様々だけど、鮮やかな(そして優しい)夏の、頬を撫でるやわらかな陽射しを思い出す。
あぁ、愛しい君の、朝の微笑みと共に。

フレシュール・デ・テ


京都
pâtisserie Tendresse タンドレス
http://kyotocake.com/

20100928

唇にショコラ


にも思えるほどの、長い長い抱擁とときめきの中で、私は貴方に恋をした。溺れるように、捧げるように、盲目の夜に祈るように。
忘れられないの。あなたの唇が、甘い残り香が、刹那に見た永遠が。
続きがあるのなら、お願い、もう一度キスして。

GUILTY ROSE(ギルティーローズ)


三田
http://4e-chocolat.com/

20100722

咲姫


の砂の囁き、天使の羽の瞬き、微睡む朝露の煌めき。そんな幻を見るほどに君は美しく、どんな薔薇よりも可憐であった。
女神にキスをするようにそっと、僕は君の優しさに触れた。
青空の下、恋よりも淡く愛よりも深く、心に詩が踊っていた。

Luxe(リュクス)


京都
PÂTISSERIE . S パティスリー・エス
http://patisserie-s.com/
島根
奥出雲薔薇園 おくいずもばらえん
http://fregrance-rose.com/

20100717

女王の船


やかなる銀波の上を、女王の船が往く。黄金の帆を立て、天上の花風に吹かれて、夢幻の海原を滑るよ。
遥か南海から届いた頬笑みは、清廉なる蓮の花。静かに開いた花弁はまるで、天使の翼のようであった。

ライチのタルト


京都
SALON DE THE AU GRENIER D'OR オ・グルニエ・ドール

20100603

the Last Flowers


後の花。私が愛した世界に咲く、美しき星。
世界の終りに、それでも幸せだったと思えるほどの、麗しき花をサヨナラのかわりに。

最後にいただいたのは、静かなるディタ。思えば、最初にいただいたものの1つも、ディタであった。
オリエンタルな幻想のライチと、その陰に咲く薔薇が二輪。1つは可憐に、1つは妖艶に。
絡みつく茨の棘は心臓に優しく刺さり、私の血で薔薇は真紅に染まっていく。…あぁ、まだ私の血は赤かったのだと確認し、そして夢へと堕ちていく。愛しき世界の終りへと。

ディタ No.1 & MASSENEZ VODKA A LA ROSE


京都
ghost ゴースト



Happy end of the World.
... & Next.
Traveling ghost in GION.

寺町のghostはクローズし、6/9 (wed)にgion ghostがオープンします。次はどんな夢を見せてくれるのか、今から楽しみでなりません。
願わくば再び、血に花の咲く悦びを。

20100510

きみの吐息


国から遠く離れた地上に実る、魅惑的な果実。それは楊貴妃が愛した茘枝。そのライチの香りをヨーロッパが夢想したリキュール、ディタを用いた白いムースのケーキ。
その姿と味は、楊貴妃よりもむしろ、ディタ・フォン・ティース(Dita von Teese)の白い肌や微笑み。そして赤い唇を連想させた。…まぁ、単純に名前からなんだけどね。
このケーキに何を合わせようかと相談すると、出されたボトルが2本。薔薇と桃。薔薇(ローズのウォッカ)を選べばきっと、楊貴妃かイスパハンへと飛べるのだろうけれど、その色に魅かれて、あえて桃(X-RATED)に。

目を閉じて、溶けていく空想の中で私は、そっと夢にキスをした。

魅力的な君の眼差しよりも、艶のある唇よりも、僕は君の声と吐息の虜になった。
だからどうやって君ともっと話そうかと悩んだよ。君ひとりの為の詩人になれたら僕は、どれほど幸せなのだろうかと。
でもね、君が微笑むだけで周囲に咲く花々の幻に、僕のどんな言葉も無意味に思えたんだ。
…沈黙した僕は、君が決して悲しむことの無い世界を想像し、愛よりも強く神様に願った。

ディタ No.1 & X-RATED


京都
ghost ゴースト

20090902

心に咲く花

艶なるイスパハンを初めて口にしたのは、確か2006年。まだエルメの名前すらも知らなかった頃、何処で目にしたのか、何故か印象に残っていた薔薇のケーキ。
探し求めて辿り着いたそれは、薔薇の色香の中にフランボワーズとライチのトキメキ。そのヒトクチは、まるでキスをするように…。



ひとひらの薔薇に光る雫。
その輝きが表すものは、宝石と称えられた古都への憧れか、それとも悦びの涙だろうか。
貴女の香りに包まれる度に惑う、恋の駆け引き。いっそ溺れてしまえば、どれほど楽か。
恋い焦がれるほどに華やかに、忘れ得ぬほど艶やかに。
しかし、妖艶な香気の中に潜む少女の可憐さが、天使の様にも、悪魔の様にも感じられる。

…だから僕は、恋に堕ちた。


東京
PIERRE HERMÉ PARIS ピエール・エルメ
http://www.pierreherme.co.jp/