風
に誘われて、ふらりと出掛けてみたの。陽射しは柔らかく、なんだか花の香がしたわ。鳥籠の中のような冬は終りを告げたから、私は青空へと羽ばたくの。小さな翼しか持っていないけれど、恋するには充分な大きさなのよ。
風に帽子を飛ばされた御婦人は、微笑みながら喋り続けた。
クグロフセット(Petit Kouglof & Café amarelo)
serenity of mind becoming a person who is identified with the clouds in the sky and the stream below.