20100125

月影にゆれ

ち合わせの時間より早く着いてしまい、1人カフェの椅子に腰掛けて、窓の外を眺めていた。
季節はワルツを踊りながら、黄昏の向こう側へとダンスを続けている。
秋色に舞う、さやかなる風は、二人の掌の温もりを思い出させてくれる。心の温かさで溶けていく記憶を、想い出と呼ぶのだろう。
ふと感じた視線の先に君を見つけ、僕はひらひらと手を振った。

ノワイエ


京都
PÂTISSERIE . S パティスリー・エス
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