想
い出は菫色。花の咲く幻。幻想の森へ溢れる言葉を文字にして、青空に手紙を書いたの。もう、読めなくなってしまったけれど、ペン先に残った一雫が、幽かに香っていたわ。
ヴィオレット・デ・ボワ(violette des bois)
長らくお休みされていたので、随分と心配しました。掛ける言葉が見つからず、待つことしか出来ませんでした。
そして再開…いや、私達にとっては嬉しい喜びの再会でしたが、そこにはあの、タンドレスとして再出発した日にも並んでいた、菫のお菓子がありました。以前よりも更に、さらに優しくなって。
喜びと感謝と…あと、私達に出来る事は何だろうかと、花の咲く余韻の中で、静かに考えるのでした。