20100227

心に降る花の


風に誘われて、黄金色の野辺を彷徨う。濡れた大地が薫るのは、花咲く季節があったから。
茜さす夢に立ち返り、移ろう季節に時は暮れ。

ふと思い出す光景があるように、ふいに思い出す記憶がある。甘い記憶と、窓辺に見た幻を。
雨音に蘇る花の香に、今はもう居ない君を探していた。

オートンヌ


京都
SALON DE THE AU GRENIER D'OR オ・グルニエ・ドール