20101123

La fillette mignonne


の時めく春の日に、麗らかに薫る恋の予感。ナイチンゲールに誘われて、月も青空に昇るのだろうか。澄み渡る景色の中で、清けし美空の歌声が、君の生まれた朝に響く。
お茶を入れようか。咲き誇る、君の笑顔のために。

SAYA


パリ
pâtisserie Sadaharu AOKI paris サダハルアオキ
http://www.sadaharuaokiparis.com/



花咲く春の丘を想わせる、愛らしいドーム。ふわりと香る優しさが、甘い心をくすぐるようで、思わず笑みが溢れた。優しさや愛情は目に見えないなんて言うけれど、そんなの嘘さ。だってほら、此処にあるじゃないか。愛情も優しさも、可愛さまでもが目の前に。
日本人の僕には、鶯の鳴き声が聞こえたけれど、此処はフランスだから、たぶんナイチンゲールが春を告げてくれるのだろう。
…ひとつ、ねぇ、1つだけ悩んでいるのだけれど、紅茶が良いのかな?それともミルク?
あの白兎がくれたこのカップには、何を入れれば良いのだろうか?それだけが、今の僕の悩みだよ。