20101122

Ma chérie



々として、秋の小径に風が舞う。麗しき貴女の歩まれた足元には、可憐な花が咲くほどに魅力的で、それなのに、凛とした眼差しながら、くるくるとレースの日傘を回して微笑む貴女を、少女のように可愛いと感じてしまったのは、私の、黄昏の戯れだと思ってください。

Religieuse


パリ
LA MAISON DU CHOCOLAT ラ・メゾン・デュ・ショコラ
http://www.lamaisonduchocolat.com/



ショコラの香りに誘われて、黄昏に店を訪れた。いくつかテイスティングをして楽しんだ後、夜の嗜みとして、気に入ったボンボンショコラと、ケークを1切れいただくことにした。
『今月の週末は、ルリジューズが出ているの。これも美味しいですよ。』
雅代さんと、ジャンバティストさんに薦められて、1つ予約することにした。
そして週末。快晴とはいかないけれど、秋らしく薫る日の午後に、予約したルリジューズを受け取って、散歩がてら公園へと向かった。
ちょうどおやつ時になったので、木漏れ日と秋風が静かに舞うベンチを見つけて腰を下ろし、箱からルリジューズを取り出した僕は、うっとりとして呟いた。
『愛しい人よ。』
それが全てだよ。美味しさは、純粋なる愛なんだ。