夏
薫る深山の風景が、グラスに溢れていた。そこに描かれた想いを、スプーンで辿る。色彩は風光であり、香りは花と想い出で、そこに輝く詩片を頼りに、私は見知らぬ小径を歩いて行った。ひと時のヴォヤージュ。短い夏の旅人。
想像の彼方に広がる雲海と、果て無き青空に、夏の終りが近いことを感じた。
無花果とまくわ瓜とカシスのパフェ
serenity of mind becoming a person who is identified with the clouds in the sky and the stream below.