20100923

崑崙の花


福の風に誘われて、花の咲くシャンバラへと旅をした。
清らかなる聖都、シャングリラ。太陽と月の生まれる大河の源。古の喜びと西方の神秘を、桃の香りの中に見て、輝き続ける楽園へと辿り着く。
聖典に記された真実が、其処彼処に溢れていた。咲く花に真理を、散る花に永遠を。一皿に見ゆる夢幻と、ひとくちの詩片をスプーンに乗せて、そっと戯れの瞼を閉じた。

赤紫蘇と檸檬のグラニテ


京都
OKU おく
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