20100914

空蝉の羽


霧薫る、夏の日に、人知れず鳴く不如帰。乳白色の微睡みは、いつか見た夢の残り香。幻の都に想いを馳せて、柔らかな旋律をそっと指で撫でる。
心に花を咲かせて僕は、淡く溶けていく光へと溺れた。

あさみや煎茶チーズケーキ