僕
の心はまるで、目を開けたまま夢を見る魚のように、春の明るい陽射しの中で、妖精の国を見つけたんだ。その香りの中に、風景に重なる白日夢を。時を止める幻を。甘く優しい妖精の丘を
香る春を引き連れて
淡い夢と幻が往くよ
赤い王女のワルツ
緑の女王のロンド
見えない主のための 終わらないパレード
陽光の下で見る夢は
鮮やかで透明な煌めきの中で
春の青空のように
恋するパフュームに包まれて
そう、僕が夢から覚めないとしたらきっと、心は此処で遊んでいるんだ。体は微睡みの中で微笑んで、星の旋律で夢の国へと繋がっているんだきっと。
夢に溺れるなら、天界の魚のような、煌めく鱗と鰓を持てば良い。
幻に落ちるなら、青天の鳥のような、輝く翼と瞳を得たら良い。
だから春の中で眠らせてよ。僕の心に咲いた春の花弁が、風に踊り空へと帰るまで。
苺のブランマンジェ
京都
遊形 サロン・ド・テ ゆうけいさろんどて