宝石のような庭。私が感じたイメージは、マリーアントワネットが愛した、小トリアノン宮の庭園。
華やかな香り漂えど、クラシックなイメージも大切にするセンス。奥深いやすらぎと、遠く煌めく星のような、地下深く眠る宝石の原石のような、夢と驚きを秘めたケーキ達。
1つ1つのケーキも素晴らしいのですが、ショーケースの中の煌めきにこそ、この店の真髄が満ちているのではないでしょうか。
“AU GRENIER D'OR”
金の蔵。まさに宝の蔵と呼ぶに相応しいお店ですが、同時にその名前は、オーナーシェフパティシエである金蔵(キンゾー)さんの名前でもあります。
伝統の中に遊び心を。だからこそ楽しめる場所なのだと、訪れる度ごとに感じます。
写真はガレット・デ・ロワ。シンプルに、丁寧に、でも力強くてしっかりとした、古典的なお菓子。それは王冠が相応しい、まさに王様のケーキ。
女王…では無く王女のように可憐なケーキ達は、またの機会に。
京都
SALON DE THE AU GRENIER D'OR オ・グルニエ・ドール