雪
よりも白く清らかな心で、満月に跳ねるよ白兎。薄紅色の足跡を残して、空を駆けるウサギが導く明日には、どんな未来が待っているのだろうか?
ねぇ、教えてよ私に。
白兎(Lapin blanc)
京都
聚洸 じゅこう
アリスのお茶会をイメージしたクリスマスケーキの前に、ちょっと小洒落たお菓子が欲しいと思い、聚洸さんにお願いして作っていただいたのがコレ。羽二重の雪兎。
アリスを導く白兎をイメージしたのだけれど、喜んでもらえただろうか?
メレンゲを混ぜた羽二重餅は、淡雪のように儚くて、ピンクに染められた白小豆のこし餡は、少女の吐息の様に感じられると同時に、瑞雲を象った豆皿に乗った姿は、月に住むウサギのようにも思えたんだ。
はたして、追いかけたのはアリスだろうか?それとも兎?またはその幻を想像した、僕自身だったのだろうか?