余
韻にひたる、花の思い出。夢にまで咲く愛しさは、桜ゆえの可憐。悲しみではなく、尽きぬ恋心を。別れではなく、約束を。儚き夢幻に咲き誇る、永遠の桜よ。音も無く震える心はたまゆらに、ひとすじの温かい涙を流した。
目を閉じてそっと、優しい春にサヨナラのキスを。
花時雨 したたる余花に 香り咲く
余花
京都
聚洸 じゅこう
serenity of mind becoming a person who is identified with the clouds in the sky and the stream below.