20100601

君影草


やかな鐘の音が、葉隠れにゆれていた。清浄なる神秘。朝露に煌めく七色は、忘れていた恋の残り香のように、まどろみに淡くにじんでいく。
白い小鈴は玉響に、微笑む君の夢を見させてくれた。

美優夏(みゆげ)


京都
虎屋 とらや
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