20100619

花は散れども夢に咲き


神の唇を思わせる深緋色は、まるで宝石のような輝き。想いの深さによって煌めきも変化するような気がして、うっとりと眺めていた。
やがて、魅力に抗えず、空想に薫る色香に引寄せられて、そっと口をつける。刹那、鮮やかに広がっていく恋の風景は、ただただ愛しかった。
銀の一匙の長い旅の果てに、深く甘いため息をひとつ。その中に、春に咲く幻想を見つけた。

フレジェ


京都
Magasin Des Fraises マガザン・デ・フレーズ
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Le salon sélectionné ル・サロン・セレクショネ
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※店内での写真撮影了承済みです