憶えていたのに、忘れてしまった記憶。それを再び取り戻す事を、jamais vuと呼ぶ。未視感。既知なるものから未知を発見すること。事実から真実を、未来へと繋がる過去を見出すこと。
プルーストの小説では、主人公は紅茶に浸したマドレーヌのひとくちから、遥かなる過去へと飛翔する。ならばこの、溺れそうな程のラム酒が溢れ出す、芳醇なるババを口にした時、私は何を取り戻すのだろうか?
願わくば、溺れる程の愛と夢を。
serenity of mind becoming a person who is identified with the clouds in the sky and the stream below.