福音を。この小さき花に、頬笑みを。
その、うつろう夢の香を纏いし佇まいから、初霜に輝く白菊の様でもあり、月影にゆれる星の様でもある。
私が、舞い降りた天使の羽を感じたのは、やわらかな羽二重の口どけに。
儚く消えるも、忘れられぬ余韻のまどろみに、見えぬ天使と君の幻を重ねた。
京都
聚洸 じゅこうserenity of mind becoming a person who is identified with the clouds in the sky and the stream below.