密
かに咲く花のように、水面に映る月読みのように。店の名前はOKU。祇園の裏路地にひっそりと佇み、はんなりと、見えぬものを、見過ごしていたものを、美として表してくれる場所。香気にカタチを与えてくれる場所。
季節の詩に想いを乗せた歌人が綴る、時間と空間。この場所を満たすのは、誰かの想いと恋心であって欲しい。
溜息すらも、こぼれる花弁の如く美しいと、君の睫毛に煌めく星を眺めながら、清らかなる白い花に願った。この想いが、ゆっくりと溶けていきますようにと。
空に咲く花のような雪は、凍える街では無く、温かな心をもった人々の上で、甘く甘く融けていく。音も無く、星のように輝きながら。
京都
OKU おくhttp://www.oku-style.com/